創立100周年記念事業をふり返って・・・
〇創立100周年記念事業全体に関して
本校の100周年記念事業は令和5年度から始動し、約2年の準備期間を経て令和7年10月25日の式典当日まで関係者全員が一丸となって進めてまいりました。
今回の成功は、同窓会の皆様、PTAの皆様、そして教職員の尽力の賜物です。加えて、準備や当日の運営など、さまざまな場面で生徒たちが主体的に協力してくれたことも大きな力となりました。多くの方々の支えと、生徒たちの力が合わさったことで、この記念すべき事業を成功へと導くことができました。本当にありがとうございました。
〇とりで利根川大花火大会ドローンショーへの協賛
令和7年8月9日、取手市主催の第70回とりで利根川大花火大会において、本校創立100周年を記念し、ドローンショーを協賛しました。ドローンは昨年の500機から600機に増え、さらに華やかな演出となりました。当日は夜空にくっきりと取手二高100周年のロゴが浮かび、会場は歓声に包まれました。終了後も多くの関係者の方々から「ドローンショー見た」「きれいだった」といったお声をいただき、10月に開催される記念式典に向けて大きな追い風となりました。
〇100周年記念式典当日 令和7年10月25日(土)
令和5年から始動した記念行事のテーマは「つなぐ、母校の誇り T2 Spirit 100th Anniversary」。先輩方が残した歴史と伝統を引き継ぎながら、今を生きる後輩たちの思いや覚悟を表現しました。
本校体育館にて挙行された創立100周年記念式典では73名の来賓、招待者の方々にご臨席を賜り、100年の歩みを振り返るとともに、未来へ向けた展望を新たにする節目の場となりました。
式典は二部構成となっており、第1部ではご来賓の皆様より多くの心温まるご祝辞をいただきました。次に「お楽しみ」として、生徒会による紹介動画、家政科生徒の発表、吹奏楽部の演奏が続きました。吹奏楽部の演奏にはOBや25回生の大先輩にもご参加いただき、素晴らしいステージとなりました。第2部では『ギョギョッ!夢ってこんなところに!?~魚のこれから、私たちのこれから』と題し、さかなクンに講演をしていただきました。明るいパフォーマンスと持ち前のサービス精神ですべての人が魅了された講演会となりました。
今回の式典は「生徒が自らの手で作り上げた式典」です。1、2年生全員が会場作成に携わったほか、およそ100人の生徒がボランティアとして準備と運営に参加してくれました。お客様の接待誘導にあたった生徒、学校紹介動画を制作した生徒、ウェルカムボードを作った生徒、家政科のさをり織やドレスを製作・展示した生徒、ステージ発表をした吹奏楽部や家政科の生徒、そのステージを裏方として支えてくれた生徒、おもてなしの花を用意してくれた生徒、装飾を担当した生徒など多くの生徒がさまざまな形で活動してくれました。心を込めたおもてなしは多くのお客様に感銘を与え、お褒めの言葉をたくさん頂戴しました。
また、講演会の企画においては、大手広告代理店にお勤めで本校OBの方に全面的なご協力をいただきました。さらに、式典の司会はフリーアナウンサーで本校OBの皆藤慎太郎様にお務めいただきました。心より御礼申し上げます。母校の100周年を、卒業生の皆様とともに祝うことができましたことをたいへんうれしく、またありがたく思っております。
・学校紹介動画の上映(produced by 生徒会生徒)
動画のテーマは「つなぐ、母校の誇り T2 Spirit 100th Anniversary」。先輩方が紡いできた歴史と伝統を誇りとし、その精神を未来へ引き継いでいこうという想いを込めました。動画に映る生徒たちの笑顔や胸に抱く想いは、昔も今も変わることはありません。強い志を胸に、次の100年を新たな挑戦に満ちた時代とするため、その決意を示そうというコンセプトで制作しました。
ドローンショーをはじめとした各方面へのPR活動や、準備にあたっている生徒の姿など、式典を支え盛り上げたそれぞれの場面を、音楽とともに映像にまとめました。
また、講演会のオープニングに流したさかなクンの紹介動画についても、あわせて制作しました。
・家政科生徒作品発表(さをり織タペストリー・ドレス・帯結び)
100周年記念式典に合わせ家政科の生徒が作成した作品を展示いたしました。このタペストリーは、取手二高創立100周年を記念して製作されました。さをり織りとは、織り図やルールに縛られない、織り手の個性と感性で自由に表現できる手織りの織物で、家政科の専門科目「課題研究」の講座の中でも特徴的なもののひとつとなっています。タペストリーのデザインには、中央には取手二高の名を全国に響かせた野球部のグラウンドをイメージした緑の織物にし、その中心にボタンで作った校章を配置しました。また、古くなった野球のボールを再利用し、ボールの芯を巻いていた糸や外側の牛皮も織り込んであります。その左側は利根川をイメージし水色の織物になっています。さらにその外側には、様々な色の糸を組み合わせで織り上げ、さをり織りらしいカラフルな色に仕上げました。100周年にちなんだ100の文字も立体的に作り、キャッチフレーズ「つなぐ、母校の誇り T2 Spirit 100th Anniversary」を校長先生にも参加していただきパーツをつくり配置しました。
ドレス展示の作品は、課題研究ファッションデザインコースの3年生12名と昨年度の卒業生の5作品です。ドレスの製作は、デザインを自分で考え、必要な布の量を割り出し、生地を選択しビスチェの仮縫い・フィッティングを行い、自分のサイズにぴったり合うように型紙の修正・補正を行います。
その後、実際に選んだ布地で裁断をして、布地をしっかりさせるために接着芯を貼り、印をつけて縫い上げていきます。
また、大階段下の右手には、『着付け・礼法コース』で学んでいる帯結びを展示しました。ゆかたには半幅帯で結ぶ「文庫結び」、小紋の着物には名古屋帯で結ぶ「お太鼓結び」、振袖には「ふくらすずめ」で着つけしました。
・吹奏楽部演奏(♪パラダイス ハズ ノーボーダー)
本校吹奏楽部は少人数とは思わせないパワフルな演奏を目指し日々練習に励んでいます。この曲はさかなクン氏がCMで演奏していた曲として知られ、明るく元気なメロディーがさかなクン氏の前向きな魅力と重なり、会場を盛り上げることができるのではないかとの理由から選考されました。
〇記念講演 さかなクン 氏
記念式典の目玉となる講演会ですが、講演をお願いする方の選定は令和6年夏頃から始まりました。20名ほどの候補者の中から、先生方へのアンケートにより2名まで絞られ、オファーをかけましたが、人気タレントだったこともあり、実施の3ヶ月くらい前にならないとスケジュールが決定しないということで、頓挫しました。その後、複数の候補者の名が挙がりましたが、最終的にさかなクンにお引き受けいただけることになりました。
さかなクンは、『ギョギョッ!夢ってこんなところに!?~魚のこれから、私たちのこれから』というタイトルで、魚や海を巡る環境問題についてと私たちが未来に向けて取り組むべき課題について、ユーモアあふれる語り口とパフォーマンスとともに語りかけてくれました。講演中、生徒たちがかぶっていたのはハコフグのサンバイザー!さかなクンを迎えるために、生徒たちが事前に手作りしていたものです。それを見たさかなクンは「ギョギョ!さかなクン、さかなちゃんがいっぱいいるぞ!」と喜んでくれました。
生徒たちも普段の授業とは異なる学びに興味津々といった様子で、楽しそうに参加していました。また、さかなクンは生徒のためにたくさんのお魚のイラストを描いてくれました。そのうちの1枚「エビス鯛」はパネル化し、生徒ホールに展示してあります。
・式典当日の配布物
式典当日は、参列してくださった皆様に記念誌、記念品(タオル)、式典のしおり、学校案内、クリアファイル、茨城新聞、ロゴ入りバッグを配付しました。
〇本校ロゴ入り不織布バッグの制作
永く使ってほしいとの思いを込めて、おしゃれなロゴデザインとさわやかなブルーを採用しました。
〇茨城新聞への広告掲載(令和7年10月24日)
本校100周年記念事業の実施にあたり、茨城新聞に記事を掲載しました。明るいブルーを基調とし、生徒たちの表情や明るい学校の様子が伝わるよう、授業や学校行事の際のスナップを精選しました。
〇記念誌『百年の歩み 梅芳』の発刊(150ページ・オールカラー)
100周年を記念して「百年の歩み 梅芳」を刊行しました。落ち着いた紺色のカバーにシルバーの題字が映える、150ページ・オールカラーの立派なものができました。
記念誌の始動は令和5年度12月。複数の会社に見積もりをお願いした結果、「白い雲パブリケーションズ」に決定しました。本校100年の歴史を振り返り、次の時代に向けてさらなる飛躍を続ける姿を示すために制作した本誌は、在校生のみならず多くの卒業生の皆様にもご満足いただける内容になったと自負しております。
特に今回は90周年以降の10年間にフォーカスし、歴代3学年主任、部顧問、卒業生等50名以上に寄稿を依頼し、在職・在学時の思い出について原稿を書いていただきました。また、甲子園に出場された野球部の先輩方による座談会、および家政科の旧職員の先生方の座談会を企画し、本校の特色を生かした読み応えのある記事を掲載しました。
取材や情報提供に協力してくださった皆様、寄稿してくださった皆様、記念誌編纂のイロハから教えてくださりお力添えをいただいた「白い雲パブリケーションズ」の皆様にはたいへんお世話になりました。心より感謝申し上げます。
〇記念銘版の設置(ステンレス製 H610 W1200)
創立100周年を記念して、校内に銘板を設置しました。仕様はステンレス製、H610 W1,200で、生徒ホールのコンクリート打ち放しの壁に合う、モダンなデザインが自慢です。 黒の梨地に、シルバーの文字で校訓「考究せよ 忍耐せよ 実践せよ」が映えています。令和7年8月に設置され、夏休み明けに登校した生徒にも好評でした。
〇記念品の制作(本校生徒デザインによるスポーツタオル)
100周年の記念品として、オリジナルのスポーツタオルを制作しました。デザインは生徒からの公募で、スクールカラーである「青」を基調とし、さわやかに白抜きの文字を採用、マークは生徒のセーターのエンブレムを配置しました。夏の野球応援で使用できるよう、生徒への配布は7月に行いました。
〇取手駅ペデストリアンデッキにおける記念横断幕の設置(10/1~29)
創立100周年を記念し、地域の皆様にも広くお知らせするため、JR取手駅西口のペデストリアンデッキに横断幕を設置しました。多くの方々が行き交う場所で、本校の節目となる年を、地域とともに祝うシンボルとなってくれました。
〇記念懸垂幕の設置(校舎前面)
〇卒業生、関係者からの寄贈(野球部メダル・書籍・ラケット)
創立100周年に際して、本校卒業生および関係者の皆様より数多くの寄贈品を賜りました。野球部OB柏葉勝己様より第68回全国高校野球選手権大会優勝メダルを、また蛯原貞夫様からは取手市の教育にご尽力いただいた蛯原萬吉さんについての書籍を、本校卓球部OB会からは、かつて卓球部を指導されていた内藤孝様が使用されていたラケットをそれぞれご寄贈いただきました。
皆様方のご厚意に深く感謝申し上げます。今後とも本校のレガシーとして大切に保管させていただきます。
〇ボランティア・生徒会・部活動の協力
100周年記念事業に際しボランティアを募ったところ、20名程の生徒が手を挙げてくれました。チームは「おもてなし隊」と命名され、株式会社さんぽう様ご協力のもと行われたマナー講習では、式典における接客の基礎、言葉遣いや立ち振る舞い方、実際に予想される対応について等、専門家のご指導のもと練習を重ねました。式典当日、真心込めておもてなしする姿は自信に満ちあふれ、お客様からもたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
また、生徒会によるウェルカムボード作成も行われ、全校生徒が記念品のタオルを掲げている写真を中心に、記念事業にまつわる数々のシーンをコラージュ風に仕上げました。華道部は、山口雪江先生のご指導の下、式典に彩りを添える立派な装花を制作してくれました。その他にも式場作成やステージ係、作品発表など、多くの生徒が力を合わせ、100周年記念事業をいっしょに作り上げてくれました。
みなさん、本当にお疲れさま、そしてありがとうございました!
〇えびす鯛イラスト
さかなクンが、式典当日早めに来校し、控室で描いてくださったえびす鯛のイラストです。もともとは模造紙にマジックで描かれたものですが、本校のレガシーとして永く保存するため、大きなプレートにプリントして生徒昇降口前の壁面に設置しました。